運動鍼

鍼灸

運動鍼は硬くて可動域が少ない関節周囲の筋肉に鍼をして動かす。写真のように、頭の後ろに手を回す(結髪動作)、背中に手を回す(結滞動作)、それぞれの可動域が随分と広くなってくる。
20180227運動鍼 TJM受鍼1結髪動作TJM受鍼4結滞動作

以前、習った研修センターにモデル患者としてちょくちょく通っている。毎年担当が変わっていくが、1年の間に随分と腕が上がるのが、実際に鍼を受けているとよくわかる。

ここで学び、まんかい鍼灸院でも特に評判が良いのが運動鍼だ。首や肩がかちかちに凝って辛い患者が、運動鍼をすると、さび付いた歯車に油を差したようだと喜んでくれる。

私も、長年の剣道でさびついた肩に運動鍼をして貰っている。硬くて痛い筋肉に鍼をして動かすと本当に軽くなる。その後、剣道の稽古に行き、準備体操をして素振りをするとびっくりするくらい肩の引っかかり無く竹刀が振れる。

他にも、例えば乳がんで乳房を切除すると肩の動きが悪くなり、着替えや料理など日常生活にも不自由なことがある。そういう時に運動鍼をするとかなりの改善をする。併せて免疫力を向上させる本治法の鍼をすると手術後の不調や抗がん剤の副作用軽減などに効果がある。

« »