武道

5年ぶりに京都大会に参加

奄美 武道

 5月の連休は、5年ぶりに京都大会に参加した。コロナと左膝半月板の損傷で、ご無沙汰していた京都へ漸く行けた。わずか1分半だが、六段錬士以上から八段範士まで全国から参集して、伝統ある武徳殿で、立ち会えるのは感慨ひとしおだ。

202405京都大会立合い

 かっては1日早く来て観光をしたが、今回は歩き回るのは控えて近くを散歩した。それでも、宿近くの南禅寺で、昼に湯豆腐、夜ににしんそばと京都の空気を味わった。半日は、タクシーで、京都国立博物館で開催している雪舟展を見学できた。雪舟が日本画の巨大な流れの中心として多くの画家に敬愛され、引き継がれたことがわかった。

202405京都大会 南禅寺 湯豆腐 にしんそば 雪舟伝説展

 ビデオを見ると身体が出ていない。今は奄美大島に来ているので、まっすぐのたんぼ道を走り、砂浜をダッシュまで持ち込んで、6月半ばに東京へ戻ったときは本格的に地稽古をしたい。

202405京都大会反省 田んぼを走り、砂浜をダッシュ

手術から半年、新築の体育館で筋トレ開始

もろもろ 武道

 手術から半年、もう剣道再開をしている見込みだったが、それは甘かった。まだ、階段と人混みは杖がないと心細い。それでも、平地や坂道は杖無しで歩けるようになったので、一ケ月ほど前から、ジムへ行って筋トレを始めた。
 ちょうど、今年の4月に南平に市の体育館が新築完成して、以前とは段違いのしゃれた中身になり、しかもトレーニングルームも二階に用意されたので、これ幸いと一日おきに休まず通い出した。

南平体育館トレーニングルーム

 初めてジムで筋トレをやったが、なかなか面白い。600もある筋肉を部位別に鍛えることができる(主な部位だけだが)。しかも、ウェートを細かく設定できるので、自分の強さ弱さがよくわかる。特に内転筋やハムストリングが特に左が弱い。一ケ月続けて、筋肉のかけらが着いてきた感じがする。

筋肉のかけらがついた

 さらに、歩行マシンがあって、時速3kmから初めて、5kmまで来た。必死になって、10分間やっとだが、これで、「青信号で渡っちゃいけない、お爺さん」を返上できそうだ。退院して、初めての外出で近所の短い交差点を渡ろうとしたら、途中で点滅、赤になってしまった。焦って、急ごうとしても足が痛くてスピードアップできない。笑い話に聞いていた、お爺さんになっていた。青信号でも渡らずに、赤信号を待ち、次の青に切り替わった瞬間に渡りだして、やっと渡りきる頃には点滅している。半年情けない思いをしたが、時速5kmなら、途中からでも渡れそう。
 早ければ10月、遅くても11月からは剣道再開と思ったが、今の状況からは、11月から基本稽古、年明けから地稽古が良いところだ。手応えを感じるので、やり過ぎて壊さないようにと自戒しつつ、これから段々とピッチを上げて行けそうな気がする。

一年以上の膝の痛みを完治すべく骨切り手術に挑む

もろもろ 武道

 一昨年の暮れに痛めた膝が一年掛けても完治しない。それで膝の専門医にかかり、骨切り手術により、剣道のできる足に復帰するべく、3月22日に入院手術をしました。
 骨切り手術は、すねの骨(脛骨)を切って、人工の骨を楔として差し込んでアライメントをまっすぐにすることで膝への負担を減らすものらしい。
 手術後直ぐにリハビリを開始。最初の1週間は体重を全く掛けずに松葉杖の歩行練習、これは難しかった。他にひざ上げや屈伸など、もろもろ、理学療法士がサポートしてくれます。二週目は体重の1/3を掛けた松葉杖、現在はこの段階です。更に次週は2/3,そして、その次は全体重を掛ける。これがうまく行けば、杖をついて歩けて退院の運びになります。更に半年ほど掛けて、リハビリを重ねて、完全復活の予定。先は長いが、これからの剣道人生をかけて頑張りたい。

骨切り手術写真

(経緯)
 一年近く掛けて、鍼や散歩などのリハビリで、何とか、平地から坂道と痛みが出ないように歩くコツはつかんだが、階段は恐い。
 昨年中にはランニング、全力疾走まで持って行って、今年からは剣道再開ともくろんでいたが、杖を手放せない。走ろうとすると膝に痛みが走る。
 それで、昨年、10月に膝の専門医に診て貰うと、内側半月板が損傷しているという。最初の見立ては外側半月板だったが、いつまでも痛いのは内側なので合点がいった。
 新たにMRIをとり、内側半月板は剥離をしており、半月板自身には治療法が無いという。そして、O脚がひどいので半月板への負荷がかかっている。剣道を再度やりたいなら、骨切り手術をしてO脚を改善して半月板への負担を減らすことを勧められた。
 骨切り手術は、名前からして、おどろおどろしい。しかし、これからの70代10年間は剣道をやりたい、でも、恐い。そこで、群馬に住む娘の義母から名医を紹介されてセカンドオピニオンを貰った。その先生も賛成をしたので、手術に踏み切った。

杖四代と荷重トレ断念

もろもろ 武道

 早12月、今年を振り返って、…。後半、くどいので暇な人はご覧ください。
 世の中は、コロナ、オリンピックと姦しましかったが、どこへ行くにも杖をつかないとならなくなった自分事で印象に残らない一年だった。昨年の12月に左膝激痛で動けなくなってから1年近い。この間、鍼治療をしながらリハビリをして徐々には良くなってきた。その間、使った杖が両松葉杖、介護用杖、アカザの杖、木刀杖の四本。松葉杖以外は今も使っている。

杖四代

(1)松葉杖は、二本で両脇でしっかりとホールドして、約一ヶ月使った。左膝に1グラムでも体重が掛かると激痛で、そろりそろりと杖をついて家の中も動いていた。これなら車椅子が良い。バリアフリーにしておくべきだった。

(2)その後、介護用杖。これは、つれあいが使っていたのが残っていたので、使ってみるとぴったり。身長は私の方があったのに、変、…。『足が短いんだろう』、(ハイ)。

(3)次に、アカザの杖。これはアカザという植物から作ったもので非常に軽い。水戸黄門も使っていた(テレビだが)。一昨年、新潟県の出雲崎へ良寛さんゆかりの地を訪ねたときに、記念館で求めた。足の悪い患者さん用にと思って土産にしたが、自分が使うはめに(情けは人のためならず)。軽くて、今も一番使っている。

(4)最後は、木刀杖(私の命名)。平地を杖に頼りきりで無く歩けるようになったら、散歩のついでに空き地で素振りをしようと作った。市販の木刀は高価だし、先がとがっているので、ホームセンターで手すり用の丸棒を買ってきて、かんなとやすりで削って、自分の手に合うように握りを整えた。重いが剣道再開へ向けて11月から使用開始。外出にも使いたいが、昨今の電車で頻発する刺傷事件を考えると、持ち込んだら逮捕されそう。近所の散歩だけに留めている。

三つは今も現役

 杖がとれたら、重い物を担いだ荷重トレーニングとランニングに移る予定だった。しかし、階段坂道は杖をついた状態から抜け出せず、走るところまで行かない。年内で走るところまで持って行って、来年からは剣道を再開したいと頑張ってきたのに。
 もう辛抱たまらんと、膝の専門医を探して診て貰った。そうしたら、昨年のMRIを診て、左膝の内側半月板が損傷しているという。最初の外科医は外側半月板と言ったんだが、…。でも痛いのは内側だから正しそうだ。
 それで、新たにMRIを撮って手術も考えようと言われた。よくある半月板のかけらを取り除いたり、割れているのを縫合して、復活と思っていたら、…。半月板の損傷が大きくて骨から剥がれている、それにO脚もひどい。半月板は治らないから、運動をチャンとしたいなら、半月板のダメージを減らすために骨切り手術をしようと提案された。ええ、…、骨切り手術などは変形膝関節症で重症な人がやるのじゃないか、私は正座もできる、…。ショック、無理にでも、ちょっと走ったりして、どれくらいかダメか試してから判断しよう。先生に、走っては行けませんかと尋ねると、10kmも走ったりすると壊れると言われた。重い物を持ったり、深いスクワットもいけないという。負傷前もそんなには走っていない、それなら2,3kmは良いかと、帰ってから走ろうとしたが、痛みが来て走れない。うじうじ一ケ月以上考えたが、諦めて来年、手術を受けようと決めた。
 それで、せっかく荷重トレーニング用に、ザックに石の代わりにペットボトルに水を入れて担ごうと貯めてきた、ペットボトルも捨てることにした。改めてみると、あるわあるわ、50個以上、…。一体、何キロ担ぐつもりだったんだろう。
 これで、ハムストリングの肉離れ、コロナ、左膝痛と続いた3年間の鬱屈を打ち破って、来年は超回復というもくろみは破れた。また、半年以上のリハビリ生活になる。しばらくは落ち込んで、心も休めたい。先輩方をみていると75歳が転換点だったが、早めに来たので、巻き返す体力が残っていると信じて、70代の10年間を頑張れる体と心を来年1年間で作り直そうと、慰めている。

50本以上のペットボトル

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