お雛様を買って墓参り

もろもろ

娘が産まれて買った、おひな様を毎年、連れ合いが喜んで飾っていた。
段々と子供も大きくなって、仕事や学校に行き、最後のひな祭りは一人だったと、手帳に残っていた。それから程なくして4月には亡くなった。それを思うと切ない。
足の怪我で心が弱っているようだ。妙に思い出されて、…、小ぶりの雛を購い、墓参りに行ってきた。
昨日の雨が上がって、良い天気だ。普段、人前でも一人でも泣いたりすることは無いが、墓前で、しばし、じっと佇んでいるとホロリとしてくる。
涙が浄化作用がある。これで背中を押して貰い、もうひとがんばり、…、と思ったが、そう簡単では無い。

お雛様と墓参り
雛に陽うつろう
祈る、杖

杖を着いて、そろそろと歩いているようでは、発散できない、鬱屈するものがある。本当の老人や病の人は大変だと、身にしみてわかる。


帰りの車でつらつら考えると、平地は結構早足でも歩けるようになった。膝に注意が行き、左足母趾から足関節にかけて力が入ることに気がついた。30年前のアキレス腱断裂以来かばってきたんだ、まさに怪我の功名!左足の内側アーチと膝腰へかけての内転筋をもっとしっかりと働かせるように、わざとキチンと体重をかけて、杖をつきながら小幅でゆっくりと歩こう。手応え(足応え?)十分、半年後の超回復を目指して、もう一踏ん張りやれば、いい感じと前向きにさせてもらった。

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