曹洞宗大本山 永平寺に参詣
9月にかねてから行きたいと思っていた永平寺を訪れることができた。
剣道の京都大会の折に京都の寺々や比叡山(ここも京都だが)、高野山などには見学をしたり、写経などをしたが、長く坐禅を指導して頂いた老師の曹洞宗大本山へは参らずじまいだった。
今回、仏教関係の旅企画をしている方が、老師の高齢も鑑みて修学旅行と銘打って曹洞宗の歴史を辿る旅を企画してくれた。永平寺、宝慶寺、永光寺、總持寺祖院、大乗寺と曹洞宗ゆかりの寺々を回りました。
永平寺では、着いた夜に坐禅と講話、作法に則った食事を頂きました。翌朝は、本堂で修行中の雲水から高僧までが読経する中で、焼香をすることが出来ました。老師の縁のおかげで感激をしました。
(余談)私たちも経典を頂き、読経したが、○ページを開けてくださいと言われた。しかし、その前で終わっている。近くの雲水に聞いたら、そっと、経典を裏返してくれた。経典にも裏表がある! 娑婆の人生と同じか、と勉強になりました。
本堂へは、よくテレビなどで紹介される、朝早くに雲水が振鈴を鳴らして駆け上がる長い急階段を上ります。高齢の一行で、ゆっくりと登り、下りは恐る恐ると降りました。
それから、總持寺祖院(永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山総持寺が神奈川県鶴見に移転前の寺、道元と並び称される瑩山紹瑾禅師が開山)を拝見した。ここは1月1日の能登半島地震で壊滅的な被害を受けて、現在は通常の参拝は受け付けていないが、老師の縁でお参りを出来た。僧堂の前では、大きな石の句碑が丁度半回転して、後ろ姿になっていた。僧堂の廊下に上がって、正面も拝見した。
輪島市能登にあり、禅の里として有名。地域の為にも、必ず復興するとおっしゃっていた。
他にも、永光寺では、本殿を拝観と同時にお茶も頂いた。ご住職は永平寺修業時代に老師からも教えを受けたという気さくな方で、この時の情景をインスタにアップされた。世の中、そう言う時代になった。永光寺は山岡鉄舟のゆかりの寺でも有り、肖像画と書が展示されていました。また、山門の阿形像の仁王様の片腕が無くなっていて、人々の身代わりになったのかと思いをはせました。
福井の駅では、恐竜の町らしく、いろんな恐竜が迎えてくれます。他に、朝倉藩遺跡、北前船主の館、金沢茶屋町や近江町市場も訪ねました。土産に買った干し甘エビはつまみに最高だった。
2024年12月4日