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代々木公園の桜

もろもろ

膝の痛みもいくらか良くなったので、今朝、明治神宮参拝&代々木公園ランに行って来た。
代々木公園は、サクラが三分咲きくらい。明日からの土日は見頃になっていよう。菜の花やアネモネも咲いている。
代々木公園の桜

公園側でも、花見客に備えて、巨大なゴミ入れが何カ所にも置かれていた。簡易トイレも用意されて、飲めや歌えの準備万端な様子。
鍼灸専門学校が渋谷だったので、何度かきたものだ。
明日は、高校の同期会で飯田橋だ。ここもソメイヨシノやヤマザクラなど約240本の桜が、外濠公園一帯、2kmに渡って楽しめる。少し早めに行ってみよう。

この三連休は「剣道、小児はり、禅と書道」、痛い思いもしたが、充実した三日間だった

坐禅 武道 鍼灸

3/19は、午前中に患者の治療をして、おにぎりをぱくついて剣道へ。遠征稽古に名古屋からきた後輩たちと竹刀を交えた。
東大の七徳堂を借りて、みっちり1時間、なかなか今年の学生は強く、気を抜けなかった。その後、近くの居酒屋で懇親会。最近は未成年はアルコールは禁止ということで、下級生はウーロン茶。私たちの頃は新人歓迎会で、酒の洗礼を受けたものだが、時代は変わった。
替わりにという訳ではないが、一人で飲み過ぎて、帰りの電車では改札の出口辺りで転倒、血だらけの様。駅員に介抱されて休んでいきなさいと言われて、二時間ほどまどろんだようだ。家に帰り、翌朝、目をさますと、唇は切れ前歯は痛い、左手首も痛い(骨が弱いとコーレス骨折するくらいの感じ)、膝も痛い、…。
昨年も2月に防具入れのキャスターが不安定で、顔面から転倒して、もっとひどい目にあった。それでキャリーに買い換えたのだが、まだ今ひとつ。今回はもっと良いものをと探して、具合の良い、防具がぴったり入るものに買い替えた。キャリーのせいではないという声も聞こえるが、…。
その通りで、稽古後の酒は美味いし、酔いがよく回る。歳をとったのか、これからは控えめにせねば。
三連休 剣道 小児はり 禅と書道

3/20は、大師流小児はりの初級中級講習会のお手伝いに朝から、オリンピック記念青少年総合センターに出かけた。
二日酔いと手足の痛さで手伝うのも一苦労だった。午前中の初級コースは大勢が受講をしていて、講義と基礎トレーニングを受けて、コース終了テストを真剣に受けていた。
午後の中級コースは連休中日のせいか、参加者が少なかった。その為に症例報告では、講習生そっちのけで、スタッフや先生がコメントや自身の治療経験をどんどんぶつけて、ワークショップのような盛り上がりで、非常に勉強になった。
3/21は、午前中に患者の治療をして、おにぎりをぱくついて、「禅と書道」ワークショップに、田町の仏教伝道センターへ出かけた。
禅の講話は、松原泰道老師のお孫さん。第18世龍源寺住職が「囚われない、空、無」について、般若心経や荘子の渾沌を引いて、若々しく話された。最後に椅子坐禅も体験。
書道は、武田双雲。私と同じ高校出身で、書道家として活躍している。いつもの坐禅会の帰りに案内チラシを見つけて、今回は申し込んだのだ。こどもの中学時代の書道具を持って参加したが、実際に筆を持ったのは最後の10分くらいだった。大柄で明るい好青年、話も面白くて、時間があっという間に過ぎた。
理系の大学に進み、大手SIerに就職したが、3年で退職して、3才の頃から習っていた書で身を立てた。子どもの頃から、自分に理解できないこと、疑問は放っておけないタイプで、小学校1年生で1+1=2が同じなのはおかしい(書として直線と曲線が同じはずはない)と先生に食い下がる、…、就職してからも、この会議の意味は何ですかと上司に聞くので「君は出なくて良い」と、…。転職は大正解だったろう、大きな会社では、一見意味の分からない会議というのがやたらとある。
実際に筆をとって、○と田とを参加者に書いてもらい、線の太さ・かすれ・大きさ、一角の入り、次の角とのつながり、などなどから、性格診断を行った。結構、当たっているような、会場は賑やかだった。
最後に、マインドセット(自分の思い、座右の銘みたいな)を1or2文字でみんなに書いてもらった。私は、「全機」と書き、彼から「全てがチャンスという、何があっても、チャンスととらえるという、すばらしい」とコメントをもらった。私の本意とは少し違ったが、これは新しい気づきをもらった。
「全機」という言葉に初めて会ったのは、ロボット博士の森政弘先生の「非まじめ」のすすめで、遡れば、道元の正法眼蔵に、「生や全機現、死や全機現」とある。いつ、いかなる状況(生死)でも、十分に全力で働く、機能する(全機)という意味だ。まんかい鍼灸院の「まんかい」も、いつでも、自分を満開(全力)に発揮できるようにと言う意味を込めて作った。
それよりも、双雲の「いつでも何でもチャンス!」の方がもっと前向きで良い。彼のマインドセットは、「楽」で、プロになるに当たって、この一字を極めていこうと決心して書の世界に飛び込んだという。その通りに、終始にこにこと楽しい雰囲気だった。私も、全機にチャンスという意味を込めて行こう。

代々木公園ラン 梅満開

もろもろ

大学の集中講義で休んでいたので、今日(2016-02-14)は日曜出勤で、午前中患者の治療をしてから、代々木公園まで軽くランニングをしてきた。
昨日、今日の暖かさで、梅がすっかり満開になっていた。青空の中に月もうっすらと見える。

また、噴水のメンテナンスと言うことで水を抜いて空になっていた。
あれだけいた水鳥、鴨が一羽も見当たらない、どこへ行ったのだろう。
代々木公園梅満開
代々木公園噴水メンテ鴨ゼロに

情報産業論グループワーク プロジェクト計画書作成、 花火で脱力

IT

先日、三日間、ある大学で情報学科3年生に「情報産業論」というテーマで集中講義をしてきました。  今年は例年より受講者が多く、気合いを入れてやったのですが、最後に花火で脱力しました。

農業革命から産業革命、情報革命への進展。大型汎用機から、ワークステーション、パソコン、スマートフォン、インターネットと情報システムの急激な変化。情報処理サービス産業とは何か、システム開発、運用、セキュリティ、情報化の光と影。盛りだくさんの内容を30数年のIT業界経験も含めてたっぷりと話をしました。

日本の人口減少の中で、アジアの中国・インドを初めとする膨大な人口、その一方で、日本と比べて一人当たり6~10分の1という年収の格差から、オフショアは必然であり、その中で日本人IT技術者としての立ち位置を考えてもらう内容としています。

また、とかくストレスフルと言われがちなIT業界で、どうタフに生きるかという観点から、宇宙の誕生から説いて巨視的発想をもってもらう、マズローの欲求五段階説からどの当たりを狙うか、さらには、ピーターの法則「創造的無能のすすめ」まで話しています。

最後の半日は、グループワークで、いくつかプロジェクト概要を示して、グループに分かれてプロジェクト計画書を作ってもらいます。二ラウンドに分かれていて、最初に発表した後に、私からのコメント、および各グループにもうけたリスク担当から提起された無理難題(天変地異、環境変化、要員の事故、納期仕様変更など)を踏まえて、再検討をして、もう一度発表をすると言うものです。学生にとっては初めての体験で、四苦八苦しながら、なんとか発表までこぎ着けています。毎回、一番印象に残り、為になったというセッションです。

所が、今回は、あるグループから、とんでもない発表がありました。選んだプロジェクトは、大学から依頼された受験生募集管理システムです。今時なら、Webで案内、顧客管理システムCRM流用で、別に開発しなくてもできそうですが、そこは演習と言うことでHW調達からシステム開発まで行うと言うことで考えてもらいました。
プロジェクト計画書 花火
クチナシ ハナミョウガ

そのグループの発表は、…、花火大会をイベントとして行い、そこへきた高校生にアンケートを書いてもらって、ダイレクトメールでフォローをするということです。どこに情報システムが??と聞いたら、「へっ、…、??」  気を取り直して、予算100万円の試験という項目があるので、テストは何人で、どれくらいの期間するの?と聞いたら、それは、入学試験の会場費、監督費だという応えです。こっちが、「へっ、…!!」 (私の鍼灸院の隣りが代ゼミ本校で、ちょくちょく関西の大学の入学試験をしていますが、会場費はいくらなんでしょうね。…、関係ないです、横道にそれました)。

直前の講義で、システム開発、PMBOKの講義、プロジェクト計画書の説明、事例紹介もたっぷりやったんですがね。少子化の中でいかに学生を集めるかという経営課題から説き起こせば、花火イベントもありですね。診断士仲間でも、特に情報系以外の方には、情報システムにこだわる必要は無いとおっしゃる先生がたくさん居ます。でも、これ、情報学科の学生への演習なんですがね、…。

心を静めて、大学の学生募集という経営課題としては、それもあり得るだろうが、ここでは、経営課題から情報戦略という視点で、営業が情報システムにできるところを切り出して提案を行い受注した。と想定をして、情報化できることは何か、それをどうシステム構築するか考えて欲しい、第二ラウンドで考え直して欲しいとコメントしました。

今考えれば、第二ラウンドに入るときにリスク担当からでた事なら、面白いことですがね。理事長から、「情報システムよりも花火大会の方がインパクトあるというので、プロジェクトを中止してください」いうリスクとして提起されたら、どうするだろうか。来年は、リスク担当にアドバイスするか、…。

現実のプロジェクトでも途中で打ちきりと言うことは偶にあることで、契約が曖昧な日本のソフトウェア開発では、泣きを見る受注側が多い気もする。プロマネの大きな役割は、リスクマネジメントだ。特に発生時期も内容も分からないunkown-unkownリスクにどこまで備え、対処できるかが問われる。肝に銘じてきたことだ。

これだけ、のけぞった事は初めてだ。レベル的に、会社でやっていたプロジェクトレビューに比べることはできないが、そこそこ突っ込み所、コメントのしようはあった。情報化が一切無いプロジェクト計画書は初めて見た。今年は、楽しい年になりそうだ。

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