IT

メールの書き方、読み方・さばき方

IT

携帯電話のメールは、ちょっと脇に置いて(^_^;)、パソコンのメ
ールについて私なりのお作法を説明します。ビジネスや依頼を行う
場合を想定しています。

メールを書いたら、相手に読んでもらいたいでしょう。その時に、
一番のポイントは、件名です。たくさんのメールをもらう人は、先
ず件名を見ます。わかりやすく、本文の内容を表した件名を書きま
しょう。読んだ方が良いと思ったら、次に、…。
#携帯のメールでは件名が無い事も多いですが、携帯でも件名を欲
#しいと思うのは私だけでしょうか,…。

次に、誰から来たメールか気にします。読み手は、自分に来てい
ることは確かなので。本文の最初には、差出人(メールを出した人)
の名前を書きましょう。最初に、手紙のように、○○様/さん、と
相手の名前を書く人がいますが、順番が違います。

その次に、読み手は自分が正の宛先(To:)か、写しの宛先
(Cc:)かをチェックします。ビジネスに慣れていない人はピン
とこないかも知れませんが、メールは同時にたくさんの人に送るこ
とができます。それで、情報共有のためや、聞いていない!と言わ
せないために、大勢に送ることがあります。写しであれば斜め読み、
正であれば、ちゃんと中身を読もうかと言うことになります。

この、件名と本文に書く宛先のお作法が十分でない方がずいぶん
います。一日に何十、何百とメールをもらう人は、80%はこの段
階で、ふるい落とします。

本文は、簡潔に書きましょう。今日、明日などのことばはメール
を読む人と時差があるので、日付を()内にでも明記した方が誤解無
く伝わります。

メールの読み方(整理の仕方)は、その場ですぐに仕訳をすること
です。すぐに返事を出すか、ちゃんと読んで対処する(ToDo)
フォルダに移すか、削除、放っておくかを決めて、何度も無駄なチ
ェックをしないで済むようにします。
また、自動振り分けなどで、メールを分類しすぎない方が良いで
しょう。今は、メールの検索機能が充実しているので、まとめてお
いて、検索をする方が有効です。

少し古いですが、中小企業診断協会の機関誌に「メールの使い方をレベルアップしよう(読まれるメール作成のコツ,大量メールを
素早くさばく方法)」と題して書いた記事があるので、興味ある人
は、ご覧下さい。

コンピュータ研究会公開フォーラム 音声認識技術の実用化が進んでいる

IT

7月に北区の北とぴあで開かれた。
そこで、アドバンスト・メディア 鈴木さんが「スマートデバイスとヒューマンコミュニケーション」と題して、同社が開発した音声認識技術を使った様々な商品や使い方を発表した。
音声認識が実用レベルになったという発言は、誇大では無く、1980年代半ばから1990年代にかけて人工知能や機械翻訳に触れた者にとっては、びっくりものだった。以前は、特定話者による学習(機械と利用者双方)が必要だった。不特定話者、発語のスピード・抑揚・アクセントの違いに対応というのは、実演をしてもらって、その通りだと思った。ある程度なまった発音も、きちんと認識していた(このなまった読み上げ実演は、会場をほのぼのとした笑いに包んだ)。
カルテや議事録の音声入力によって格段のスピードアップが図られたという。実用化がさらに進むと思われる。
他に、ナビなど手が離せない状態で、もっと活用の場が広がりそうだ。
鈴木さんが強調していたのは、マンマシンインターフェースをもっと人間寄りに取り戻すと言うこと。IT業界に長く居ると、手書きよりもブラインドタッチが早くなって、苦にならないが、多くの人は戸惑いがある。事例として、ロジスティクスにおける出庫指示など、かなりスムーズに実用になっていた。
また、音声による入力は、日本語入力におけるカナ漢字変換という思考の分断を取り除いてくれるので、思考作業にも大きな貢献をするだろう。集団によるブレーンストーミングでも、記録係が不要で、スクリーンにどんどん発言が表示されていくと、大いに活性化するものと思われる。
フォーラム後の懇親会も含めて、なかなか、刺激に富んだ一日であった。

新しい記事 »