武道

京都演武大会2016

武道

遅ればせながらの5月記事アップ続きです。5/3~5は剣道三昧。

5/3 朝稽古。
先生方には中心を取っているつもりが打たれる。待っていちゃいかんと言われるが、打てない。気力が不足か、早くも疲れか。
友人達の試合を見る、ビデオ撮影。
朝稽古風景

自分の試合は夕方、次第に押してきて試合時間がどんどん短くなる。
相手は、むやみと内小手を打ってくる。東京剣道祭の反省を踏まえて、手元を挙げずに我慢したので1本にはならない。最後に面面と打ち込んだが届かず、時間切れの引き分け。少しは改善できたが、表からの小手摺りあげ面技が必要(裏からの小手摺り上げは得意なんだが、…)。課題の見つかった試合だった。
松田立合

5/4 朝稽古。
石田、宮崎という有名選手が並んで元に立っている。大勢がずらーっと待っているので順番は来ないが、見ているだけでも勉強になる。特に打った後の体のさばきと構えなど基本通りだ。
友人達の試合を見る、ビデオ撮影。

昼から、隣りの武道センターで、学連、道場連盟の稽古に参加。京都の先生に打ち込むときに眼が離れると指摘をもらう。その後、鹿児島の末野先生(全日本優勝経験者)に眼を離さぬように稽古。ふわっとした柔らかい動きの剣風だが、表情の無い目をして動きが無い、実に恐い眼をしている(以前御願いしたときには気づかなかった、こっちの眼が離れていたのだろう)。

夜は、ホテルで一杯やりながら、全員のビデオを見て反省会。

5/5 朝稽古はパスして武徳殿へ席取に言ったが既に一杯。
今日は教士八段、範士の試合。若手の八段は、気合いも体の動きもすばらしい。高名な先生方の攻めも拝見。見ているだけで、強くなるような気がする。乗り移った気持ちを持ち帰って修行だ。

日野市民大会2016春

武道

日野市民大会が、4/17に行われた。
最初に木刀の基本技の演武。市の代表として大会に出場しているだけあって、小学生も見事なできばえだった。
日野市民大会20160417
試合は小学3年生以下の部から、一般(高齢)まで、幅広くプログラムが組まれている。例年は、小学下級生の部は初めての試合でなかなか一本に決まらないものだが、今年は小さいときからやっているようで、レベルが高く、スムーズに試合が運んだ。できるだけ試合の機会を与えようと、個人戦の後に小中学生の団体戦も組まれた。
試合後の合同稽古は、東京剣道祭の反省を活かして、真剣に勝負を争う稽古をした。おかげで、疲れて、翌朝は朝寝坊をした、…。それも心地よい。

東京剣道祭2016

武道

今年の剣道シーズンの幕開け。
今回は二本負けであった、完敗。3月の手首の怪我を言い訳にできない下手くそな試合だった。相手も知る知人から、彼は強いと慰められたが、ビデオを見れば見るほど下手だった。
201604東京剣道祭反省
1本目は攻めたつもりが竹刀と腰を下げて打ちますよと言う起こりが見え見え。2本目は、相手の誘いにまんまとはまって面に出るところを出小手を打たれた。
負け惜しみを言うと、昨年は二本勝ちで得るところは無かったが、今回は反省点が見つかった。当に負けて感謝だ。最近は、八段の先生にかかるだけの稽古と、下の段の者と精神的に楽な稽古ばかりだった。これからは、互角稽古で、勝負を争う緊張感を持った稽古をしよう。

この三連休は「剣道、小児はり、禅と書道」、痛い思いもしたが、充実した三日間だった

坐禅 武道 鍼灸

3/19は、午前中に患者の治療をして、おにぎりをぱくついて剣道へ。遠征稽古に名古屋からきた後輩たちと竹刀を交えた。
東大の七徳堂を借りて、みっちり1時間、なかなか今年の学生は強く、気を抜けなかった。その後、近くの居酒屋で懇親会。最近は未成年はアルコールは禁止ということで、下級生はウーロン茶。私たちの頃は新人歓迎会で、酒の洗礼を受けたものだが、時代は変わった。
替わりにという訳ではないが、一人で飲み過ぎて、帰りの電車では改札の出口辺りで転倒、血だらけの様。駅員に介抱されて休んでいきなさいと言われて、二時間ほどまどろんだようだ。家に帰り、翌朝、目をさますと、唇は切れ前歯は痛い、左手首も痛い(骨が弱いとコーレス骨折するくらいの感じ)、膝も痛い、…。
昨年も2月に防具入れのキャスターが不安定で、顔面から転倒して、もっとひどい目にあった。それでキャリーに買い換えたのだが、まだ今ひとつ。今回はもっと良いものをと探して、具合の良い、防具がぴったり入るものに買い替えた。キャリーのせいではないという声も聞こえるが、…。
その通りで、稽古後の酒は美味いし、酔いがよく回る。歳をとったのか、これからは控えめにせねば。
三連休 剣道 小児はり 禅と書道

3/20は、大師流小児はりの初級中級講習会のお手伝いに朝から、オリンピック記念青少年総合センターに出かけた。
二日酔いと手足の痛さで手伝うのも一苦労だった。午前中の初級コースは大勢が受講をしていて、講義と基礎トレーニングを受けて、コース終了テストを真剣に受けていた。
午後の中級コースは連休中日のせいか、参加者が少なかった。その為に症例報告では、講習生そっちのけで、スタッフや先生がコメントや自身の治療経験をどんどんぶつけて、ワークショップのような盛り上がりで、非常に勉強になった。
3/21は、午前中に患者の治療をして、おにぎりをぱくついて、「禅と書道」ワークショップに、田町の仏教伝道センターへ出かけた。
禅の講話は、松原泰道老師のお孫さん。第18世龍源寺住職が「囚われない、空、無」について、般若心経や荘子の渾沌を引いて、若々しく話された。最後に椅子坐禅も体験。
書道は、武田双雲。私と同じ高校出身で、書道家として活躍している。いつもの坐禅会の帰りに案内チラシを見つけて、今回は申し込んだのだ。こどもの中学時代の書道具を持って参加したが、実際に筆を持ったのは最後の10分くらいだった。大柄で明るい好青年、話も面白くて、時間があっという間に過ぎた。
理系の大学に進み、大手SIerに就職したが、3年で退職して、3才の頃から習っていた書で身を立てた。子どもの頃から、自分に理解できないこと、疑問は放っておけないタイプで、小学校1年生で1+1=2が同じなのはおかしい(書として直線と曲線が同じはずはない)と先生に食い下がる、…、就職してからも、この会議の意味は何ですかと上司に聞くので「君は出なくて良い」と、…。転職は大正解だったろう、大きな会社では、一見意味の分からない会議というのがやたらとある。
実際に筆をとって、○と田とを参加者に書いてもらい、線の太さ・かすれ・大きさ、一角の入り、次の角とのつながり、などなどから、性格診断を行った。結構、当たっているような、会場は賑やかだった。
最後に、マインドセット(自分の思い、座右の銘みたいな)を1or2文字でみんなに書いてもらった。私は、「全機」と書き、彼から「全てがチャンスという、何があっても、チャンスととらえるという、すばらしい」とコメントをもらった。私の本意とは少し違ったが、これは新しい気づきをもらった。
「全機」という言葉に初めて会ったのは、ロボット博士の森政弘先生の「非まじめ」のすすめで、遡れば、道元の正法眼蔵に、「生や全機現、死や全機現」とある。いつ、いかなる状況(生死)でも、十分に全力で働く、機能する(全機)という意味だ。まんかい鍼灸院の「まんかい」も、いつでも、自分を満開(全力)に発揮できるようにと言う意味を込めて作った。
それよりも、双雲の「いつでも何でもチャンス!」の方がもっと前向きで良い。彼のマインドセットは、「楽」で、プロになるに当たって、この一字を極めていこうと決心して書の世界に飛び込んだという。その通りに、終始にこにこと楽しい雰囲気だった。私も、全機にチャンスという意味を込めて行こう。

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