坐禅
もろもろ 坐禅
中国河西回廊石窟寺院を訪ねて B,C 麦積山石窟
最終行程、中国四代石窟の一つ、麦積山石窟。入口からとりつきまでは、専用の電動車に乗っていく。いきなり目に入るのは、壁に張り付いた階段。遠目から見ると、今にも落ちそうだ。これを作った人たちも勇ましいが、この階段を上るのは勇気がいる(地震で古い木造の階段が壊れて、鉄筋になって少し安心なようだが)。
オーバハングした岩に穿たれた仏像、同行の庵主(尼)さんは下駄でここを昇った。
壁に張り付いた巨大な三尊。
鍵を開けて拝観。
彼方の山が霧に霞む。
美しい仏像、ひょうきんな仁王、苦虫の迦葉、黒い頬の仏像、観音とたくさんの仏像を拝んだ。特別に頼んで拝観した、「初めて我が子と対面した釈迦」の像は撮影厳禁だった。仏陀となりもはや私情の世界に生きることはできないが、親子の情を額に触れんとして触れられない右手に表現されていて感動した。
仁王の荒ぶる心と菩薩の祈り、それが一緒になって生きる勇気を与える。色んな事があったが、良い旅であった。
2016年11月4日
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中国河西回廊石窟寺院を訪ねて 9、A 水廉洞石窟
日を追うに従って、高度を増す(この木造の急階段は、さすがに昇らなかった)。高見の登楼に昇ると、紅葉が実に美しい。
岩に穴を穿ち棒を入れて足場を作って、掘ったり、描いたという。今も貧弱な足場で、良くやったと思う。
登楼の更に奥には、道教の寺(観)もある。道教は現在も生きているようで、祭礼の日らしく、大勢の人が奥まで参っていた
2016年11月4日
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中国河西回廊石窟寺院を訪ねて 5 料理
この辺りはイスラム教徒が多い。豚は御法度、牛面(牛肉麺)が特産。
食事は全般に脂っ気が多かったが、「牛と羊のしゃぶしゃぶ」だったり、最終日は「西安一のシーフードレストラン(鮭の刺身は極上だった、貝も)」と美味しい思いもした。度数50度の白酒、最上級と触れ込みだけあって喉越しがヒリッといい。
中国河西回廊石窟寺院を訪ねて 6 北石窟寺・南石窟寺
北石窟寺と南石窟寺。写真は禁止で、北石窟寺は外からだけ。南石窟寺は外はただの岩肌で、鎖突きの階段を上って石窟の中の仏像を見る。重要なのは皆鍵がかかっている。
中国河西回廊石窟寺院を訪ねて 7 紅葉の黄土高原
黄土高原を行く。紅葉が始まったばかりの広大な高原をバスは走る、ひたすら走る。禿げ山だったのに植林をしたので、段差毎にグラデーションを描いたように色々な樹木が紅葉している。時には、岩肌に紅葉も見られる。
途中の小高い土森は、初期の万里の長城ののろし台という。
中国河西回廊石窟寺院を訪ねて 8 須弥山石窟
ここも世界遺産。何度も来ている添乗員の話では、随分と整備をされたという。入口から石窟のとりつきまでは、案内人の好意でバスで昇ることができた。
高い所にある。谷底には、かってのシルクロードが走っている。
巨大な仏像をこんな高い山にどうしてつくったのか。石窟の中の仏像に外光が当たると気高さが増す。
2016年11月4日
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中国河西回廊石窟寺院を訪ねて 1 旅程
坐禅会を指導している老師と共に、河西回廊石窟寺院を訪ねて、中国へ旅行してきました。
国慶節の終わった後で、人が少なく、ゆっくりと観ることができました。
西安から敦煌へ通じる道の1/4くらいの範囲でしたが、中国は広いです。4日間で、専用バスは2800kmを走りました。
石窟はいずれも高い山の崖を穿って、仏像を彫ってあり、高度感が半端なく、高い所は得意でないので、冷や冷やしながらの参観でした。
中国河西回廊石窟寺院を訪ねて 2 世界遺産である”大佛寺”
光に当たって美しく見える所もあるが、かなり崩れています。
三国志の勇将6関羽を治療する伝説の名医華佗の絵もありました。係員は、参拝客に目もくれずに何かを読みふけっている。
中国河西回廊石窟寺院を訪ねて 3 朝はダンス
朝、広場で太極拳をやっていたら参加しようと思ったのですが、どこもかしこもダンスです。現地のガイドはラジオ体操のようなものだ。体育局のお役人が各地に派遣されて、指導をしているという。
以前、玄奘三蔵法師の足跡をたどる旅をしたときには、ゆったりと太極拳をする人や、水筆で石畳に書いている人、思い思いの様を見かけたものですが、…。ホテルを出発するバスから漸く、小規模の太極拳をする人たちを見かけました。今は、広場も、公園もダンスばかり。女性が多いです。音楽に合わせて、統一感があるような無いような自由な踊りでした。一人、皆から離れて木陰で踊っている中年男性もいました。
原州という古代城壁の前では、羽根突きと蹴鞠を併せたような、羽を足で蹴って遊んでいる人たちもいた。うまいもので、前だけでなく、後ろにも色んな方向から蹴って、つないでいた。
中国河西回廊石窟寺院を訪ねて 4 りんご栽培
林檎の栽培が盛ん。道路に売りに出ている。添乗員さんが買っていこうと臨機応変に行動。バスの中でみんなかじったら、かりっと硬くて歯触り良く美味しかった。その後も、ホテルでも出してもらい、何度か味わった。
あまり宣伝されていないが、数十年前に、日本の農林省から指導に入って、良いものができるようになったという。こういう行為は時流が変われば、高く評価されるだろう。トウモロコシ畑ばかりだったのが、換金性が高く、見渡す限り、林檎畑になったという。トウモロコシ畑は少なかった。
三輪車も多い。トラックがすごい、過積載だと思うが12輪。坂道はタイヤがバーストしないように水をかけながら走るという。
2016年11月4日
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