北村朋幹ピアノリサイタル

もろもろ

友人にチケットをもらったので、超久しぶりに演奏会に行って来た。

北村朋幹という若手のピアノリサイタルだった。10代から活躍している天才肌との評判。小柄な身体から、力強い音が響いてくる。

プログラムは、
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126
シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op.19
ブラームス:幻想曲集 Op.116
リスト:悲しみのゴンドラ(第1稿)S200/1
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 へ短調 Op.5

飯田橋にあるトッパンホール、客席数408のこじんまりした、木造のホールです。
六列目の中央で、残響はほとんどきこえず直接ピアノからの音が聞こえる。
中低音は心地良いが高音は耳に突き刺さる。最初のベートーベンはきつかった。

次第に良くなり、リストは低音から始まるレクイエム風、心を打った。最後のブラームスのソナタは、ほっとするような親しみがあった。

北村朋幹ピアノリサイタル

一番、良かったのはアンコールだった。大きな拍手に迎えられて、一仕事終えて、本人も自分の音を味わうかのようにゆったりと弾いていた。

これからは、時々、行くことにしよう

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