古いものが消えていく
今朝、まんかい鍼灸院から明治神宮・代々木公園へ参拝とランニングに出かけたら、代々木駅手前にあったパン屋さんが潰れていた。
２年前に新宿と代々木の間にまんかい鍼灸院を開業して、朝に同じく参拝＆ランをした帰りに見つけて時々使っていた。手作りのコロッケや魚のフライが入っていてなかなか良かった。今にも潰れそうな古びた佇まいだが、テレビなどにも取り上げられていると語ってくれた。建物以上に年季の入ったおばさん二人で店番をしていた。そういえば、最初の頃は角の椅子に座っていたご主人らしい男性はいつの間にか店からは見かけなくなっていた。
潰れそうで潰れないと思ったが、向かいにはセブンイレブンもできて、いろいろ大変だったのだろう。朝の４時から開いていると言うことで、１０:００くらいには品切れで、昼からは閉店をするという商いだった。
新宿南口の開発の影響か、古いもの新しいもの好きの私としては残念だ。そういえば、もう一つ、古くからあった銭湯も姿を消した。駅に最も近い銭湯として知る人ぞ知る、…だった。小田急の南新宿駅の本当に隣りにあった。ここのお湯はものすごく熱くて、しかも水を埋める蛇口も見当たらず、隣りの人と熱いですね－、と言いながら入った記憶がある。高血圧に悪いこともあり、あまりの熱さに懲りて、一回しか私は行かなかったが、もう一度チャレンジをしてみたかった。
年年歳歳花相似たり
それに比べて、自然の営みは変わらない。代々木公園では、バラが咲き出していた。色とりどりのバラが一面に咲き誇っている。木々は新緑から次第に緑が濃くなりつつある。明治神宮の森もいつまでもありそうだ。
2015年6月3日