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東京剣道祭2016

武道

今年の剣道シーズンの幕開け。
今回は二本負けであった、完敗。3月の手首の怪我を言い訳にできない下手くそな試合だった。相手も知る知人から、彼は強いと慰められたが、ビデオを見れば見るほど下手だった。
201604東京剣道祭反省
1本目は攻めたつもりが竹刀と腰を下げて打ちますよと言う起こりが見え見え。2本目は、相手の誘いにまんまとはまって面に出るところを出小手を打たれた。
負け惜しみを言うと、昨年は二本勝ちで得るところは無かったが、今回は反省点が見つかった。当に負けて感謝だ。最近は、八段の先生にかかるだけの稽古と、下の段の者と精神的に楽な稽古ばかりだった。これからは、互角稽古で、勝負を争う緊張感を持った稽古をしよう。

怒りの手放し方

もろもろ 鍼灸

アメリカ・ボストンで行われたフィギュアスケートの世界選手権で羽生選手が優勝を逃した。
ショートプログラムでは、一位だった。自身が持つ世界最高得点に近い好演技で、ガッツポーズ。
しかし、フリーでは思わぬミスをして二位に終わった。

試合演技前の練習で、どこかの国の選手がぶつかってきて、予定していたトリプルアクセルの練習ができなかったようだ。世界最高得点の更新を狙い、4回転サルコウを2回入れてさらに高難度にして、精密に組み立ててきた。その最後の仕上げができなかった。
相手の選手に怒ったが、「良くあること」と言って謝らなかった。それで興奮して、直後のジャンプ練習で転倒すると激しく壁を叩いた。

普段は大げさに喜びを表さない羽生選手がショートでガッツポーズをしたのも、『どうだ』という感情の爆発らしい。それが、尾を引いてフリーの失敗につながったという。

相手選手には日本から多くの非難メッセージが届いて、炎上状態だという。
謝罪した相手に対して、被害者側が「良くあることだから」と慰めることはあっても、加害者側が言う言葉で無いと、日本人なら思うだろう。

しかし、世界的には謝らない文化の国が多いという。こういうときに、どうして怒りを処理したら良いのだろうか。それには、二段階の対応プロセスがある。

(1)怒りはきちんと相手にぶつける
怒りは表現しないで押さえ込むと、自分自身を攻撃する。鍼灸院に来る患者さんでも、まじめで控えめな人が怒りをため込んで自分自身の身体やメンタルに不調を来している方が多い。その時は、ちゃんと相手にはき出しなさい、怒りをぶつけなさいと助言をしている。
羽生選手もクレームを付けたようだが、足りなかったかのも知れない。十分、発散が必要だ。

(2)相手をこちらの思うように動かそうとしない
相手に謝罪させようとしても、しないかも知れない。相手の発言や行動が自分の思うとおりにならなくても、それに対してまた怒りを持つことは辞める。
米国に渡り、大リーグで活躍した(している)松井選手やイチロー選手が、心ないマスコミの批判やライバル選手について、どう思うか聞かれて、「気にしません」と答えている。『相手の言動はコントロールできない、コントロールできない問題は自分の問題じゃない』という智慧、割り切り。

きちんと(1)で怒りを表現したら、相手の問題(言動)を自分の問題にしない。これが怒りを手放す方法だ。

羽生選手は、若いが賢い選手なので、同じ失敗はしないであろう。リスクマネジメントに、練習中の衝突のインシデントだけでなく、その後の相手の日本では非常識な反応・その対策もリストに入れることだろう。

否応なく、グローバル化が進んだ世界で我々は生きているので、価値観の多様化にうまく対処していかないといけない。日本とて一つでは無い。それでも、日本に生まれ、気配りのある日本に住む幸せを感じる。

北村朋幹ピアノリサイタル

もろもろ

友人にチケットをもらったので、超久しぶりに演奏会に行って来た。

北村朋幹という若手のピアノリサイタルだった。10代から活躍している天才肌との評判。小柄な身体から、力強い音が響いてくる。

プログラムは、
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126
シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op.19
ブラームス:幻想曲集 Op.116
リスト:悲しみのゴンドラ(第1稿)S200/1
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 へ短調 Op.5

飯田橋にあるトッパンホール、客席数408のこじんまりした、木造のホールです。
六列目の中央で、残響はほとんどきこえず直接ピアノからの音が聞こえる。
中低音は心地良いが高音は耳に突き刺さる。最初のベートーベンはきつかった。

次第に良くなり、リストは低音から始まるレクイエム風、心を打った。最後のブラームスのソナタは、ほっとするような親しみがあった。

北村朋幹ピアノリサイタル

一番、良かったのはアンコールだった。大きな拍手に迎えられて、一仕事終えて、本人も自分の音を味わうかのようにゆったりと弾いていた。

これからは、時々、行くことにしよう

外濠公園の桜は一分咲き、代々木公園は満開

もろもろ

昨日、高校の同期会が飯田橋であり、外濠公園の桜を見ようと、早めに出かけ、市ヶ谷駅で降りて、飯田橋駅まで歩きました。
桜は、まだ一分咲き。川面は冷えるのでしょう、ほとんど咲いていません。川面に張り出した縁台で飲んでいる客もまばら、寒い様子。
外濠公園桜一分咲き

今日、代々木公園へ行くと、桜は満開、大勢が集っていました。道路も人で溢れ、ランニングというわけにも行かず、昨夜の酔い覚ましがてら、のんびりと散歩をして戻ってきました。
代々木公園満開

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