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うらわ健康祭で大師流小児はり

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うらわ健康祭が、11/1(日)に駅前のパルコの10階の会場で行われました。

そこで、埼玉鍼灸師会が無料治療を行い、大師流の小児はりもするというので、応援に行ってきました。

駅前からパルコ入口まではテントでお祭りらしく、うらわ名物鰻弁当や、ビール、バンドの舞台もあり賑やかです。

10階の会場作りでは、何も無い廊下や部屋が、風船やポップで賑やかになりました。廊下の下の方に貼ると子どもが持って行っちゃうよと言われて、上の方に貼り直し。こういうノウハウも長く続けた先輩からの引継ぎです。折り紙の折り方や風船の作り方もこういう場で習っていきます。ちなみに、治療が終わったら、風船や折り紙をお土産にあげます。子どもは眼をきらきらさせながら、散々迷って、嬉しそうに持って行きます。

10:00から始まりましたが、最初は、案内のチラシを配って、駅前から1階の入口までの通りで、呼び込みです。その後、10階に戻って、治療を行いました。
うらわ健康祭で大師流小児はり

小児はりは生後1ヶ月くらいから、小学生(12歳)までを主な対象としています。小さな子の肌は柔らかく、繊細です。4歳くらいの子どもがくすぐったいらしく、にこにこ笑いながらお腹背中とさせてくれました。また、小学校6年生の男の子が、元気だけど体験できて、足の乾燥肌や首肩の硬さを取りました。サッカークラブに入っているという、ポジションも決まっているとか。ここは浦和ですから、盛んなのも当然ですね。猫背気味なので、顔を起こしてよく全体が見えることが大事だよ、本田選手などそうだろうというと納得したようでした。

15:00ごろに、もう一度、チラシを配りに行きましたが、午前中と違って、親の方がビールが入ったりで、イマイチでした。こちらは屋台を横目で眺めて、10階に戻り、他の健康ブースを回っている人に配ったら、結構反応がありました。

チラシを配ったり、治療をしたりと、と忙しかったが、勉強になった1日でした。

大師流小児はりの技術向上 特訓紹介

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大師流小児はりでは、講習会制度がしっかりとあって、オープンに技術を公開しています。しかし、中級まで終了しても、実際に患者にやるのは結構、恐いところがあります。その状況を打開しようと特訓をして効果があったので紹介します。

大師流小児はりは、羽毛の肌ざわり(フェザータッチ)が特徴です。そのために、年齢や肌の状況によって肌に当たる距離と重さを微妙に調整し、ラグビーボールの軌道を描いて肌に接触するようにしています。スピードも1分150回、リズムよく行います。

大きな目安として、1歳児には肌に当たる距離は1cm、重さは2gです。
3歳児には、3cm、20g。10歳児には、10cm、100gになっています。

本当に難しいのは、1歳児に対してですが、慣れない内は、10歳 に対する、10cm、100gのラグビーボールの軌道が難しいです。

それは、先の尖った三稜鍼を直接、人の肌に当てるのが恐いからです。すると、問題だらけになります。
(1)こわごわやるので、スピードが遅い。
(2)肌に接触する時の当たりが恐いので、そーっと持っていって、
接地点(接触点)から引いているので、結果的に痛い。
(3)無理にやっても、ボールの軌道が安定しない。
(4)強くやろうとすると痛くなりそうで、弱過ぎる。

●2g、20gはそーっとやって、ごまかせる?
→しかし、それでは軌道が安定しないし、遅いです。

特訓開始…自分の下肢に毎朝、実施

◎1ヶ月くらいでコツが少しづつ、分かってきます。ラグビーボールの軌道を描く動きが身体についてくるのです。
『手をこねない、肩の力を抜く、肩甲骨を使う→実際には、肘に意識(注目)』

◎三ヶ月くらいで、肌に直接、三稜鍼を当てる怖さを克服できます。
そうなれば、10cm、100gはなんとかなりそうだと思えます。

大師流はり特訓自分の足に

◎次の課題は、肌への接地目標と運動開始との関係をつかむのが難しいです。これは、大師流小児はりを習う全員がマスターしたはずの鍼頭叩きをヒントに解決しました。

大師流はり特訓接地点に鍼頭イメージ

ITproEXPO 医療とITの融合

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たまには、ITの展示会を見て、会社員時代の雰囲気を味わおうと、先週、ITproEXPOへ行って来ました。

いきなり、電車痛勤を体験。新宿から乗り込んだ東京ビッグサイトへの埼京線が、人身事故の影響で遅れるわ、満員電車のぎゅうぎゅう詰めになるわ。

会場を見わたすと、昔なじみのメーカもがんばっていましたが、展示内容は様変わりしていました。

ITproEXPO会場

マイナンバーやクラウドに絡んで、セキュリティが花盛り。合わせて、クラウドサーバのストレジ、情報共有もあちこちでやっていた。この辺は、予想通り。

珍しかったのは、ERPにコンサル機能(投資シミュレーション)を持たせていた。診断士から見れば、まさに機械的な当てはめだが。他に、、IoTはいろんな小物が出ていたがまだ模索段階という感じで、この業界の常でモノになる前に消えるかも知れない。

医療の世界に片足を突っ込んでいるので、その方面から面白いものを二つほど見つけた。

一つは、AceVisionという医療情報システム。患者はCADAというIDカードをアカウント登録して、システム導入医療機関から自分のカルテ情報を参照することができる。医療機関同士もカルテ情報を共有できる。さらに介護施設や救急車にも連携をできるという。これは、厚労省が病診連携による重複検査や投薬を削減する、病院への締め付けなどを目的に、躍起に進めている電子カルテに通じる。

カルテコでカルテ開示

将来的にはマイナンバーカードに統合されると思う。10年ほど前に、経産省による多目的ICカードの実証事業に関係したが、その時、既にその方向性は出ていた。

医者によっては、開示を嫌がるそうだが、医療費抑制の流れの中で、病院の競争も激しくなっていくから、次第に淘汰されてしまうだろう。全ての仕事はサービス業という認識が求められる。

もう一つは、長岡技術科学大学が展示をしていたSaLusTekという、イヤホンを使って耳から脈波などの生体信号を検出する。それによって、交感神経の興奮状態などを判断してビジュアルに或いは音によって、リラクセーションを促すシステムだ。

イヤホンで脈派検出

最近、iWatch などのウェラブルコンピュータが製品化されているが、私などのように腕時計が嫌いで、懐中時計、今は携帯で済ませている人間にとって、時計よりもスマートだと思う。
東洋医学では、脈を診ることで、交感神経の亢進やもろもろの症状を診断する。それに機械が追っかけているようなものだ。

最近も、テレビ(ためしてガッテン)で画期的なこととして、頑固な肩こりは、筋膜のよじれだとエコーにより検出して、画像として見ることで、筋膜を緩めるようになったと放送していた。これは、昭和50年代に既に、OA症候群に対して北里大学東洋医学研究所が委託研究により明らかにしていた。経絡治療では、その頃から、毫鍼や鍉鍼やによって筋膜を緩める治療をしている。手技の世界でも、筋・筋膜リリースは常識になっている。

現代医学では、個人技ではなく、客観的なデータとして提示できないと認められない。それで、聴診器を使う診断も廃れてきた。しかし、センサー技術、コンピュータによる解析技術の進歩により、医療機器が高度化するにつれて、東洋医学のアナログ技を追っかけて、科学的な解明と統合的な治療が行われていけば、これはすばらしいことだと思う。日本が世界に先駆けることができる分野だろうと感じた。

子どもに笑顔を…大師流小児はり

鍼灸

子どもは元気になると、お茶目です。
こちらの方が笑顔にしてもらえます。
まんかい鍼灸院の一コマ。

おちゃめ
笑う
「子供の笑顔を守りたい!」「子供の笑顔は地球の宝」
大師流小児はりの会本部
大師流小児はりの会 関東

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