もろもろ
つれあいの13回忌を4/10に行った。
普通は身内だけでやるが、東京には少ないので、少し遠い親戚もできるだけ声をかけてきて頂いた。
仏事は、残った者たちが集まる機会を与えてくれる。娘の昨秋の結婚式に呼べなかった方にも来てもらい、お披露目をできた。
奄美からも義兄二人が来てくれて、賑やかにできた。夜は、上の義兄と二人で飲み明かした。その時に、もう独り身を通さなくても、アイツも許すと思うよ、自分もだよと何度も言われた。七回忌の時にも言われた気がする。先年、帰省した折にも、まだ存命の義母にも同じことを言われた。
しかし、生前から許していたと思う。家事のできない私を心配して、後添えのことをあれこれと語っていた。私の職場の部下(一人しか知らないが)をいいんじゃないかと。良い娘(女性)だが、仕事熱心で主婦(主夫?)が欲しいと言ってたくらいだから無理だよと言うと、自分の同級生で、やはり連れを無くしたのが気立てが良いとか。でも、子どもが居るから、お互いにうまく行かないか、…など。そこまで言われると返って情が残る。死んだ者は強い、良い思い出だけが記憶に残っていく。それでも、色気の無いのも寂しい、友達くらいなら良いだろう(募集!)。
私の翌年に奥様を亡くされた坐禅会の指導をされている老師が、どこかで、「先立たれても、あの世でまた一緒になれる。家内は待ってくれていると思います」と記事にしていた。お坊さんがそう考えるくらいだから、一般人の私もあの世で待っていると信じて良いのでは無いか。
忘れない内にとあまり早く逝っても怒られそうだ、残った子どもや孫の世話をきちんと看てから来いと。その為には、剣道をして、ITコンサルや鍼灸師として充実させて、後10年は元気におらねば(もう少し孫の成人式まで、…と煩悩は尽きない)。
2016年6月4日
もろもろ 鍼灸
アメリカ・ボストンで行われたフィギュアスケートの世界選手権で羽生選手が優勝を逃した。
ショートプログラムでは、一位だった。自身が持つ世界最高得点に近い好演技で、ガッツポーズ。
しかし、フリーでは思わぬミスをして二位に終わった。
試合演技前の練習で、どこかの国の選手がぶつかってきて、予定していたトリプルアクセルの練習ができなかったようだ。世界最高得点の更新を狙い、4回転サルコウを2回入れてさらに高難度にして、精密に組み立ててきた。その最後の仕上げができなかった。
相手の選手に怒ったが、「良くあること」と言って謝らなかった。それで興奮して、直後のジャンプ練習で転倒すると激しく壁を叩いた。
普段は大げさに喜びを表さない羽生選手がショートでガッツポーズをしたのも、『どうだ』という感情の爆発らしい。それが、尾を引いてフリーの失敗につながったという。
相手選手には日本から多くの非難メッセージが届いて、炎上状態だという。
謝罪した相手に対して、被害者側が「良くあることだから」と慰めることはあっても、加害者側が言う言葉で無いと、日本人なら思うだろう。
しかし、世界的には謝らない文化の国が多いという。こういうときに、どうして怒りを処理したら良いのだろうか。それには、二段階の対応プロセスがある。
(1)怒りはきちんと相手にぶつける
怒りは表現しないで押さえ込むと、自分自身を攻撃する。鍼灸院に来る患者さんでも、まじめで控えめな人が怒りをため込んで自分自身の身体やメンタルに不調を来している方が多い。その時は、ちゃんと相手にはき出しなさい、怒りをぶつけなさいと助言をしている。
羽生選手もクレームを付けたようだが、足りなかったかのも知れない。十分、発散が必要だ。
(2)相手をこちらの思うように動かそうとしない
相手に謝罪させようとしても、しないかも知れない。相手の発言や行動が自分の思うとおりにならなくても、それに対してまた怒りを持つことは辞める。
米国に渡り、大リーグで活躍した(している)松井選手やイチロー選手が、心ないマスコミの批判やライバル選手について、どう思うか聞かれて、「気にしません」と答えている。『相手の言動はコントロールできない、コントロールできない問題は自分の問題じゃない』という智慧、割り切り。
きちんと(1)で怒りを表現したら、相手の問題(言動)を自分の問題にしない。これが怒りを手放す方法だ。
羽生選手は、若いが賢い選手なので、同じ失敗はしないであろう。リスクマネジメントに、練習中の衝突のインシデントだけでなく、その後の相手の日本では非常識な反応・その対策もリストに入れることだろう。
否応なく、グローバル化が進んだ世界で我々は生きているので、価値観の多様化にうまく対処していかないといけない。日本とて一つでは無い。それでも、日本に生まれ、気配りのある日本に住む幸せを感じる。
2016年4月13日
もろもろ
友人にチケットをもらったので、超久しぶりに演奏会に行って来た。
北村朋幹という若手のピアノリサイタルだった。10代から活躍している天才肌との評判。小柄な身体から、力強い音が響いてくる。
プログラムは、
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126
シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op.19
ブラームス:幻想曲集 Op.116
リスト:悲しみのゴンドラ(第1稿)S200/1
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 へ短調 Op.5
飯田橋にあるトッパンホール、客席数408のこじんまりした、木造のホールです。
六列目の中央で、残響はほとんどきこえず直接ピアノからの音が聞こえる。
中低音は心地良いが高音は耳に突き刺さる。最初のベートーベンはきつかった。
次第に良くなり、リストは低音から始まるレクイエム風、心を打った。最後のブラームスのソナタは、ほっとするような親しみがあった。
一番、良かったのはアンコールだった。大きな拍手に迎えられて、一仕事終えて、本人も自分の音を味わうかのようにゆったりと弾いていた。
これからは、時々、行くことにしよう
2016年4月12日
もろもろ
昨日、高校の同期会が飯田橋であり、外濠公園の桜を見ようと、早めに出かけ、市ヶ谷駅で降りて、飯田橋駅まで歩きました。
桜は、まだ一分咲き。川面は冷えるのでしょう、ほとんど咲いていません。川面に張り出した縁台で飲んでいる客もまばら、寒い様子。
今日、代々木公園へ行くと、桜は満開、大勢が集っていました。道路も人で溢れ、ランニングというわけにも行かず、昨夜の酔い覚ましがてら、のんびりと散歩をして戻ってきました。
2016年3月27日