武道
武道
10/11(日)に、春に続いて、新しくできた港区スポーツセンターで秋季大会が行われた。

今回は個人戦で、午前は中学生以下、午後は三段以下と男女選手権の部と分かれて実施された。
子供達による木刀の基本実技と先日の大会で優勝した区内の警察署の先生達による日本剣道形が演武として披露された。

午前は小学3,4年生の部の審判を担当した。まだ始めたばかりの子も多くて、きちんと礼をして試合場に入る・出るところからの指導だった。まだ決めるだけの技術がないので、一旦、膠着状態になると同じようなパターになり、延長を延々と続け、体力、気力で勝つというような試合もあった。次の試合で、直ぐに負けてしまったが、それも良い経験だと思う。
午後は、三段以下の部を審判した。一般、高校生と混じった試合である。高校生になると、身体も大きく、セレクションをして全国から集めた有力高校などは社会人とも遜色ない戦いぶりで、優勝は逃したが、二位、三位になった。
午後は延長3分で勝敗が決しない場合は、判定を取り入れた。判定の数は少なかったが、決まり手がなく、だらだら続きそうな試合を区切ることができるので、全体に締った大会になった。
選手権の部は、毎年、実業団トップチームの選手が参加して見応えがある。今回は、常連の東洋水産の選手が敗退して、日通商事同士が決勝戦に進み、一位、二位を勝ち取った。
その後の反省会は連休中のせいか、ニュートウキョー貸切で気持ちよく飲み、ゆっくりと歓談をして終わった。
2015年10月13日
武道
7月25日、26日と日本武道館で、全日本少年少女武道錬成大会(剣道)が行われ、審判をした。両日とも、2000人以上の参加者があり、全国から集まった小学生がはちまき姿で入場行進をする。30分近く、拍手の中、粛々と進む(この間、審判として拍手をし続けるのは辛いところ)。
特徴は基本技の試合、選手二人がそれぞれの監督に切返しと打ち込みを行い、優劣を判定する。明らかな差があれば、審判3人がそろうが、技量が近いと旗が別れて難しい。切返しなどリズムよく速く打っているが、竹刀が横や下から出てくる選手もいる。打ち込みはしっかりとしているので、指導者の考え方次第だろう。私は、ここを大きなポイントに置いたが、そうでない審判もいた。
また、試合はうまいと思えるような鋭い打ちだが、左手元の上がりが少ない選手(チーム)もあった。基本技は、手元を上げて大きく打つ方がポイントが高い。これはどの審判も共通であったと思う。
さしも広い日本武道館も16試合場に分けて行うので、非常に狭い。隣りとラインは共用であり、十分な距離を持って選手を見ることができない。そんな中で、昨日、試合場の決勝の審判をしている時に、左目を負傷してしまった。ラインぎりぎりのところで、立っている時に、鍔ぜりから引き面を打った選手が竹刀を大きく後ろまで振りかぶって、跳び下がってきた。あっと思う間もなく、後ろへ振りかぶった竹刀の先が私の左目を直撃した。顔の骨に当たれば、痛いが大事には至らなかったと思うが、目の周りの骨には当たらず、先皮が丁度眼球に当たった。

救急外来でチェックすると、左方向が二重に見える。念のためにCTを撮ったが異常は無かった。目に異物感があるので医師に尋ねると、皮一枚破れているという。角膜上皮が破れたのだろう。薬を何種類かもらって付けているが、段々と腫れてきて、見えないし、目に何か刺さった感があり、重苦しい。
剣道の事故では、見聞きしたことの無いことだ。起きてみれば、起きる可能性のある事故だ。審判は、特にどう動くか予測のつきにくい若年層の試合では、距離を十分にとって行う必要がある。
※今年に入って2回の救急外来。しかも、左目。しかも、CTをとるレベル。幸い大事には至らないで済みそうだが、気をつけないと。生まれて初めて受けた占いの先生が言ったように今年は危ない年のようだ。
※大学の集中講義を非常勤でやっているのだが、教科書も変わったので、講義準備をねじ巻きしようと思った時に目に負傷で、大変だ。8月後半なので、なんとか間に合わせられると思うが、…。もう近づいてきた。コンピュータ屋にはなじみの警句集、マカフィーの法則に「起きる可能性のあることは、必ず起きる、しかも、最悪のタイミングで起きる」というのがある。障害で何度か体験した(;_;)。今度も、…、まあ最悪とまでは言えないが、間が悪いということ。
※4回ほど外来で通って、腫れた眼も引いて、破れた角膜上皮も回復してきたというので、終了になった。しかし、墓参りに、長時間運転をしたら疲れる。自重せねば。
2015年8月15日
武道
5/24日曜日は、港区民大会で一日審判だった。午前中は小中学生の個人戦と団体戦、午後は一般の団体戦が行われた。中学生の中には、新しい道着で、始めて間もないと見える子達の組合せも結構あった。まだ基本もできていないので、有効打突が決まらない。それが打たれたくない、打ちたいと逃げ回ったり、同じように打ちに出るので1本にならない。延長を重ねて疲れるとますます決まらない。本人達も審判も疲れた試合だった。ただ、そのような心持ちは何年経っても奥底にはあるので、それを克服するのも修行の一つ、始めたばかりの頃を思い出された。

会場は、昨年暮れに新しくできたスポーツセンター5階のアリーナで、冷暖房完備の広々としたよい場所だった。入場時間(開場時間)が早くなって、選手達はアップの時間が取れて良かったと思う。定例会の稽古場所も、4階の武道場に昨年の暮れからなった。そこも広くて、冷暖房完備のために、冬場は汗をかいて暑く感じるほどだった。今度の夏は涼しくて、稽古にも熱が入りそうだ。

審判が終わって懇親会で、楽しく飲んで一日終わった。
今週は、火曜日の定例会では、八段の先生が5人(その内範士が4人)と豪華で、お二人に御願いできた。また、金曜日は、昨年からできた日野市のシニア育成剣道講習会(そういう年に,…)が錬成会館であり、初めて参加して、豊村範士八段の指導を受けた。土曜日は、学連の稽古会が慶応大学であり、戸田範士八段に稽古を頂いた。疲れたが、贅沢な充実した1週間であった。
2015年5月25日
武道
5月の連休は、毎年恒例の京都大会。

平安神宮となりの武徳殿で、たった2分30秒の試合のために全国から六段錬士以上の剣士が集まってくる。今年は、4月の東京剣道際で2本勝ちしたので気をよくして望んだが、引き分け。ビデオを見たら、反省点の多い内容だった。

実は、試合以外の楽しみは、隣りの武道センターで期間中行われる朝稽古。全国から来た八段の先生が元立ちになり、6:30から7:30まで大勢のものがかかっていく。有名な先生の元には、ずらりと並んで容易に順番が回ってこない。今回は、初日にかかった先生から注意を受けて、発憤をした。二日目には、朝稽古の他に、学連、道場連盟など各種の団体や全くの見知らぬ同士も、日中に稽古をしている。試合は初日に終わったので、二日目は稽古三昧だった。久々に歯を食いしばるような真剣みある稽古ができた。
ここ最近は、三日目は朝稽古を休んで、八段戦の見やすい席取りをしていたが、反省を踏まえて久しぶりに三日目も稽古をした。
東京で教わっている先生が試合を見ていて、直接に注意も受けた。普段言われてもピンとこなかったが、今回は自分でも指摘を実感できた。だれ気味の剣道が変わる転換点になりそうだ。
※ハプニング。初日に、武徳祭のために年に一度だけ朝数時間のみ開く南門で、みんなで写真を撮った。その時に、防具を担ぐために、カメラを近くの石垣の上に置いたまま忘れてしまった。昼に気がついて探したが無かった。警察にも届けたが、出てこない、…。写真は昨年の南門前です。防水カメラで、奄美の海で珊瑚に泳ぐ魚もずいぶん撮ったお気に入りだったが、返ってこないだろう。
2015年5月17日
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