萬福寺普茶料理と平等院鳳凰堂

もろもろ

遅ればせながらの5月記事アップ続きです。5/2は剣道漬け前の観光。
萬福寺の普茶料理(弁当)と宇治の平等院とを剣道仲間で楽しむ。
萬福寺は、禅宗三流派のなかで馴染みが薄い黄檗宗(臨済宗、曹洞宗に比べ)。
いんげんまめで知られる隠元禅師が日本へ伝えた。
鎌倉時代に伝わった両宗派に比べ、時を経て明代に伝わったので、お経も明るく、同じものとは思えないです。
普茶は中国風精進料理だそうで、肉類は使っていないが、見た目が賑やかで、味も良く、お腹いっぱいになります。
萬福寺1
仏像も普段見かけるものとは随分違います。顔が長いです。全部で十八羅漢像が大雄宝殿に安置されています。
萬福寺2

平等院へ宇治川を渡る。
源氏物語宇治十帖でも名高い。夢の浮き橋碑や紫式部の像がある。
宇治川は水量が豊富で流れが速く、平安貴族の姫君達は十二単衣でなくても入水すれば助からなかっただろう。
宇治川
平等院鳳凰堂は2014年3月に修復されたそうで、平安時代当時のきらびやかさを取り戻し、この世に極楽を表現したという心根が伝わる。ただ鮮やかな朱塗りや金ぴかの鳳凰は貴族趣味と言うべきか。
平等院鳳凰堂
住職の神居文彰老師(若いですが)は、私の参加している座禅会の中野先生の知己だそうで、事前に知っておれば、もっと面白いところを見えたかも知れない。先生からの又聞きで、…。平等院鳳凰堂と言えば、十円玉の裏が有名だが、一万円札の裏の鳳凰も平等院鳳凰堂らしい。「十円玉ですね」というと[1万円札です]と強調されたとか。
帰りは橘橋(宇治川先陣の碑がある橘島経由)朝霧橋を渡って、対岸を駅へ戻った。途中には、宇治茶道場や美女祈願のお寺もある。
宇治茶道場

« »