痛風治療にイオンパンピング

武道 鍼灸

痛風で困っていると聞いた知り合いの大先生が、わざわざ「まんかい鍼灸院」を訪ねて、特別に治療をして下さった。
イオンパンピングという、北里大学東洋医学研究所(世界初のWHO認定東洋医学のセンター)の開設当初に活躍をして居た間中喜雄先生が考案した方法という。
コードにダイオードを接続して、一方向に電流が流れるようにして、愁訴に集まっているプラスイオンを散らすという理屈らしい。
知人の先生は、痛風と火傷治療には著効ありという。全て、自ら経験済みのことしかおっしゃらない先生なので、信用して治療して頂いた。
痛風と言うことで、母趾MP関節当たりをアルミで包みプラス電極とした。しばらくすると熱い感じがする。終わって、特になんともないと思ったが、左をかばわずに立っているでしょうと言われた。確かに! 人間、痛いときは感ずるが、良いと気にならない。
これは良いと翌日は自分でやってみた。
201608痛風にイオンパンピング1
このコードは今は販売されていない。それで、自分で東急ハンズでダイオードを買って作ってみた。久しぶりに半田ごてを握って、情けないことに指に火傷をした。反射的に水で冷やしたが、これは丁度良い、火傷の実験だ(涙)。確かに水ぶくれが減った気がした。
201608痛風にイオンパンピング2
201608痛風にイオンパンピング3
#水に冷やさないで、イオンパンピングだけなら、もっときれいになったと後日、先生に言われたが、遅し。

※痛風治療その2※
イオンパンピングは治すという根治療法ではありません。

ただ、痛風は激烈な痛みなので、先ずは痛みを取るために、普通は鎮痛消炎剤を服用したり、注射します。
しかし、良く処方されるロキソニンやボルタレンは胃腸や肝臓に負担がかかるので、あまり使いたくないです。
イオンパンピングは片方の電極とするために鍼を1本使いますが、薬や患部に鍼をするよりもやさしい治療です。

前2回は右足親指の付け根に出ましたが、今度は左足親指の付け根。これは、20年前のアキレス腱断裂以来、固まっていた足関節や母趾MP関節に鍼をして可動域を広げ、また剣道でも意識して使うように稽古をした最近の成果(!?)とも言えます。痛風はよく使う関節に発症するという理論通りです。

尿酸値が変動すると痛みが増すので、痛風発作時は、薬を飲んでいた人はそのまま飲み続け、飲んでいなかった人は慌てて飲まないようにすることが注意点です。飲んでいなかった人は、痛みが治まってから、尿酸値を下げる薬を飲むと良いでしょう。私は1昨年、そのようにして、順調に尿酸値は正常範囲に下がっていたのですが、…。激しい運動とアルコールとが尿酸値を上げ、尿酸結晶を作ります。おそらく結晶のできやすい体質なのでしょう(+_+)。

約一ヶ月経って、走ってみたら、以前よりも左足拇指臼に加重をして蹴ることもできました。これは超回復!と喜びすぎないように、スポーツ障害からの復帰と同じように、徐々に負荷を高めて行こうと思っています。剣道の地稽古を始めると、打たれまい、打とうとついエンジン全開になるので、ランニングや素振りから取り組みます。

« »