メンズきものローブジャポニカと大島紬レザーかすりと

IT 奄美

今回、奄美大島に帰省した折に、伝統補大島紬を本革とコンビネーションした、一生ものの品々を製造販売している”川畑呉服店 紬レザー かすり”を訪問した。

訪問の経緯は、…。

現代の若者や外国人にも、和服を着て貰おうと斬新なデザインの着物や周辺小物を製造販売しているメンズきものブランド「ROBE JAPONICA (ローブジャポニカ)」を私も所属しているデジタルマーケティング研究会でグループコンサルをしている。

和服と言えば、故郷の大島紬は代表的な着物の一つだ。それで、帰省する機会に何かコラボレーションできないかと、原宿にある店を台風21号間近の雨の中を訪れた。

天候のせいか、お客さんがいなくて、社長さんにいろいろと話して頂いた。伝統の反物から選んで作るので無く、着物は吊してあって、そのまま試着できる。帯もベルトでも良いではないかと、自由な発想で展示してある。花火大会や祭に出かける浴衣でも、皆とひと味違うものを着たい、目立ってナンボの要求に答えるという。”きものよりおしゃれ”をアピールする。

Webサイトがおもしろい。
https://robe-japonica.com/

西陣織の帯も自らデザインし、職人さんと打ち合わせをしてオリジナルを製造販売している。大島紬についても、伝統にチャレンジできる、言わば変わりものといわれるくらいの若者がいればコラボできるのでは無いかという事だった。

話し好きの方で、2時間あまり立ち話をしてしまった。帰る間際に腰が痛いが鍼は経験が無くてこわい、鍼は痛くないなどという話がまた盛り上がって、さらに時間が経ち、辞した時には、明治神宮の参道は門が閉まっていた。山手線横の狭い道を右行き、左行きして、トロトロと鍼灸院まで帰った。

そんなことで、今回の帰省でいくつか大島紬の製造元を当たったが、研修所では正当すぎるし、趣味で子どもに教えている所はコラボレーションまでは行きそうに無い。かっては、東京の呉服店で紬の販売、奄美に戻ってからは製造、更に全国を寅さんよろしく、北海道から沖縄まで、車を駆って販売して回っていた義兄も、今は大工になってしまった。集落で紬をやっている人は居ないという。

それならと、一番の市街地、奄美市名瀬で紬の販売・卸をしている同級生を訪ねると、息子さんが良い仕事をして居た。
本革と紬を組み合わせて、様々な品をデザインから手作りで、その人だけのものを提供する。革は使うほどになじんで良い色になり、紬の部分は傷んだら、新たな生地に取り替えもできるという。
サンプルは写真を見て頂きたい。
20171025川畑呉服店 紬レザー かすり
話す間も手を止めること無く、仕事熱心だ。写真を一枚と頼んだら、実に良い笑顔であった。隣りの母親は私と小中学校の同級生、その頃よりも別嬪さんになったような、…。同じ店の別間で、本格的な紬の着物や紬素材のベストなどの販売を担当している。
20171025川畑呉服店 息子と母
詳しくはfacebookを参照されたい。
https://www.facebook.com/Tsumugi.leather.kasuri

何か面白いことができそうな気がする。

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