鍼灸
鍼灸
5/22(日)に大師流小児鍼初心者講習会がオリンピック記念青少年総合センターで行われた。
100人以上の参加。大阪から大師流宗家三代目の谷岡賢徳先生も来られて講演と公開治療を披露した。最後には全員に小児鍼体験。
今年は1週間前に手伝いできると連絡したら、人員配置も計画済みで不要との返事をもらった。しかし、直前に都合が悪い人が出て、結局お手伝いをした。この講習会は分刻みに綿密なスケジュールを立てて、それぞれのスタッフの役割も定義をしている。スタッフは前日から泊まり込みで準備とリハーサルをやっているので、私のような気軽なお手伝いはおまけだ。(ドレスコードは、スーツという。急な連絡を受けたときは、鍼灸院に泊まり込んでいたので、膝の抜けたズボン用に、急遽、携帯アイロンを買ったようなノンキなドタバタ)
この初心者講習会を受けると、大師流独特の鍼を購入できて、初級講座へと進むことができる。
初級講座を受けるまでに、一ケ月、鍼頭を1分150回のリズムで3千回以上、つまり20分間叩き続ける練習が課せられる。
私も、初級講座を受ける時には、鍼を持ち歩いて、時間を見つけて叩いていた。こういうのは体育会系としては修行モードに入るので欠かさず特訓をした。これで羽毛の肌触りの鍼が使える。普通の鍼の切皮もうまくなる。
大胆な参加者がいて、一ケ月できなかったら、初級講座に参加できないのですかと大勢の中で質問をしていた。スタッフは、できるだけやって欲しいができなくても参加したら良い。そうしたら、まじめにやってきた人との違いが分かるから。まじめにやった人はやって良かったとモチベーションアップにつながる。やってなかった人も、やらなければいけない、次に頑張ろうとモチベーションアップできるでしょう、と。なかなか機転の利いた回答だった。
※参考に大師流小児はりの会本部をご覧下さい。
2016年6月8日
もろもろ 鍼灸
アメリカ・ボストンで行われたフィギュアスケートの世界選手権で羽生選手が優勝を逃した。
ショートプログラムでは、一位だった。自身が持つ世界最高得点に近い好演技で、ガッツポーズ。
しかし、フリーでは思わぬミスをして二位に終わった。
試合演技前の練習で、どこかの国の選手がぶつかってきて、予定していたトリプルアクセルの練習ができなかったようだ。世界最高得点の更新を狙い、4回転サルコウを2回入れてさらに高難度にして、精密に組み立ててきた。その最後の仕上げができなかった。
相手の選手に怒ったが、「良くあること」と言って謝らなかった。それで興奮して、直後のジャンプ練習で転倒すると激しく壁を叩いた。
普段は大げさに喜びを表さない羽生選手がショートでガッツポーズをしたのも、『どうだ』という感情の爆発らしい。それが、尾を引いてフリーの失敗につながったという。
相手選手には日本から多くの非難メッセージが届いて、炎上状態だという。
謝罪した相手に対して、被害者側が「良くあることだから」と慰めることはあっても、加害者側が言う言葉で無いと、日本人なら思うだろう。
しかし、世界的には謝らない文化の国が多いという。こういうときに、どうして怒りを処理したら良いのだろうか。それには、二段階の対応プロセスがある。
(1)怒りはきちんと相手にぶつける
怒りは表現しないで押さえ込むと、自分自身を攻撃する。鍼灸院に来る患者さんでも、まじめで控えめな人が怒りをため込んで自分自身の身体やメンタルに不調を来している方が多い。その時は、ちゃんと相手にはき出しなさい、怒りをぶつけなさいと助言をしている。
羽生選手もクレームを付けたようだが、足りなかったかのも知れない。十分、発散が必要だ。
(2)相手をこちらの思うように動かそうとしない
相手に謝罪させようとしても、しないかも知れない。相手の発言や行動が自分の思うとおりにならなくても、それに対してまた怒りを持つことは辞める。
米国に渡り、大リーグで活躍した(している)松井選手やイチロー選手が、心ないマスコミの批判やライバル選手について、どう思うか聞かれて、「気にしません」と答えている。『相手の言動はコントロールできない、コントロールできない問題は自分の問題じゃない』という智慧、割り切り。
きちんと(1)で怒りを表現したら、相手の問題(言動)を自分の問題にしない。これが怒りを手放す方法だ。
羽生選手は、若いが賢い選手なので、同じ失敗はしないであろう。リスクマネジメントに、練習中の衝突のインシデントだけでなく、その後の相手の日本では非常識な反応・その対策もリストに入れることだろう。
否応なく、グローバル化が進んだ世界で我々は生きているので、価値観の多様化にうまく対処していかないといけない。日本とて一つでは無い。それでも、日本に生まれ、気配りのある日本に住む幸せを感じる。
2016年4月13日
坐禅 武道 鍼灸
3/19は、午前中に患者の治療をして、おにぎりをぱくついて剣道へ。遠征稽古に名古屋からきた後輩たちと竹刀を交えた。
東大の七徳堂を借りて、みっちり1時間、なかなか今年の学生は強く、気を抜けなかった。その後、近くの居酒屋で懇親会。最近は未成年はアルコールは禁止ということで、下級生はウーロン茶。私たちの頃は新人歓迎会で、酒の洗礼を受けたものだが、時代は変わった。
替わりにという訳ではないが、一人で飲み過ぎて、帰りの電車では改札の出口辺りで転倒、血だらけの様。駅員に介抱されて休んでいきなさいと言われて、二時間ほどまどろんだようだ。家に帰り、翌朝、目をさますと、唇は切れ前歯は痛い、左手首も痛い(骨が弱いとコーレス骨折するくらいの感じ)、膝も痛い、…。
昨年も2月に防具入れのキャスターが不安定で、顔面から転倒して、もっとひどい目にあった。それでキャリーに買い換えたのだが、まだ今ひとつ。今回はもっと良いものをと探して、具合の良い、防具がぴったり入るものに買い替えた。キャリーのせいではないという声も聞こえるが、…。
その通りで、稽古後の酒は美味いし、酔いがよく回る。歳をとったのか、これからは控えめにせねば。
3/20は、大師流小児はりの初級中級講習会のお手伝いに朝から、オリンピック記念青少年総合センターに出かけた。
二日酔いと手足の痛さで手伝うのも一苦労だった。午前中の初級コースは大勢が受講をしていて、講義と基礎トレーニングを受けて、コース終了テストを真剣に受けていた。
午後の中級コースは連休中日のせいか、参加者が少なかった。その為に症例報告では、講習生そっちのけで、スタッフや先生がコメントや自身の治療経験をどんどんぶつけて、ワークショップのような盛り上がりで、非常に勉強になった。
3/21は、午前中に患者の治療をして、おにぎりをぱくついて、「禅と書道」ワークショップに、田町の仏教伝道センターへ出かけた。
禅の講話は、松原泰道老師のお孫さん。第18世龍源寺住職が「囚われない、空、無」について、般若心経や荘子の渾沌を引いて、若々しく話された。最後に椅子坐禅も体験。
書道は、武田双雲。私と同じ高校出身で、書道家として活躍している。いつもの坐禅会の帰りに案内チラシを見つけて、今回は申し込んだのだ。こどもの中学時代の書道具を持って参加したが、実際に筆を持ったのは最後の10分くらいだった。大柄で明るい好青年、話も面白くて、時間があっという間に過ぎた。
理系の大学に進み、大手SIerに就職したが、3年で退職して、3才の頃から習っていた書で身を立てた。子どもの頃から、自分に理解できないこと、疑問は放っておけないタイプで、小学校1年生で1+1=2が同じなのはおかしい(書として直線と曲線が同じはずはない)と先生に食い下がる、…、就職してからも、この会議の意味は何ですかと上司に聞くので「君は出なくて良い」と、…。転職は大正解だったろう、大きな会社では、一見意味の分からない会議というのがやたらとある。
実際に筆をとって、○と田とを参加者に書いてもらい、線の太さ・かすれ・大きさ、一角の入り、次の角とのつながり、などなどから、性格診断を行った。結構、当たっているような、会場は賑やかだった。
最後に、マインドセット(自分の思い、座右の銘みたいな)を1or2文字でみんなに書いてもらった。私は、「全機」と書き、彼から「全てがチャンスという、何があっても、チャンスととらえるという、すばらしい」とコメントをもらった。私の本意とは少し違ったが、これは新しい気づきをもらった。
「全機」という言葉に初めて会ったのは、ロボット博士の森政弘先生の「非まじめ」のすすめで、遡れば、道元の正法眼蔵に、「生や全機現、死や全機現」とある。いつ、いかなる状況(生死)でも、十分に全力で働く、機能する(全機)という意味だ。まんかい鍼灸院の「まんかい」も、いつでも、自分を満開(全力)に発揮できるようにと言う意味を込めて作った。
それよりも、双雲の「いつでも何でもチャンス!」の方がもっと前向きで良い。彼のマインドセットは、「楽」で、プロになるに当たって、この一字を極めていこうと決心して書の世界に飛び込んだという。その通りに、終始にこにこと楽しい雰囲気だった。私も、全機にチャンスという意味を込めて行こう。
2016年3月25日
IT 鍼灸
一昨日の状態、…11/20
明日(11/21)は、第6回Walk&Run なんだけど、…。
東京都中小企業診断士協会主催で、お台場周辺を走って、後はバーベキューというお楽しみ会。
水曜日の朝、目を覚まして立とうとしたら、足が痛い。
昨年の夏に痛風でひどい目に遭ったのと同じ、親指の付け根。だが、痛風とは違う、体重をかけたり、触ると痛い。歩くのも結構、難渋。
水曜日は忙しくて、放って置いたが痛みは引かない。木曜日に詳しく点検したら、丁度、親指のMP関節の列隙(幅1mm弱)が2cmの長さに渡って痛い。これは、火曜日の夜にやった剣道の所為だろう。少し調子よくて、左足の蹴りを効かして打ち込んだために、身体が足がついていかなかったようだ(お年という声も聞こえるが)。9月にも、調子よい時に、示指の小骨がかけた、1,2mmの骨片がレントゲンに写っていた。これも痛かった。
ここは鍼が痛いところだが、仕方ない、自分で一日2回、鍼を入れた。昨日、今日で少しは軽くなった気がする。明日には走れるか、…。今夜の鍼しだいか。
※ついでに、まだ力の入りにくい示指にも鍼。
※この夜は、坐禅会があり、facebookをみた友人から大丈夫かと声をかけられて、明日にならないとわからないが、なんとかなりそう、最近、故障が多いよなと言う話になった。すかさず、和尚さんから、「コショウはインドが多い」という合いの手が入った。確かに、インドは胡椒を初め香辛料が多くて、それを求めたイギリスの植民地化を招き、大変な苦労をした。あれっ、何の話をしていましたっけ、…。冗談好きの和尚です。
ランニング当日…11/21
鍼の力、恐るべし。
今朝起きて、お勤めの筋トレ、柔軟をして仕上げに足の指回し体操で、無意識にいつも通りに左足もつかんで回していた。昨日までは痛いので、そーっと触っていたが。
鍼も今朝は、二本(二カ所)で済んだ。夕べは、まだ四本だったが。
これなら、今日は Walk&Run 走れそうだ。天気も良いし、少し恐いが、楽しみになってきた。
5km完走できた。
左足母趾は痛みも無く走られた。ゆっくりペースで先導をして頂いた野瀬さん、ありがとうございます。
むしろ最後の方で古傷の右膝が怪しい、痛みそうな感じであった。最後の400mの声の後がかかってから、長かった。
他に、10kmの早い、ゆっくりの二組はフルマラソン出場のメンバもいて早かった。私達は、折り返し地点の砲台跡に着いてゆるっとした時には、徒歩組に追いつかれるようなゆっくりペースであった。それでも、このペースで走ると全身の快い疲れと脂肪燃焼に良いという。
懇親会はバーベキューでは無く、アクアシティお台場のゼスト・キャンティーナというメキシコ流儀の酒場だった。4階だが穴蔵風で、壁にはスコップやツルハシ、天井からは木の根っこが見える。乾杯は、メキシコのコロナビールを瓶のまま飲む。最後はテキーラを飲み、普段と違う体験ができた。
ランニング翌日…11/22
今朝は、強く押さないと痛みを感じないほどに、母趾MPは改善していた。右膝は、腱に違和感があり、両方に鍼をした。
※右膝は剣道で散々痛めてきた上に、一昨年の walk & run(初出場) が皇居一周だったので、何度か練習をして痛めてきたところだ。多くの剣道愛好家が痛めて、最後は蹲踞も正座もできなくなる。大事に養生をしておこう。
2015年11月22日
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